今を知り、意識して努力して健康になりましょう!!

ドクター ギブソンです。

 

東日本大震災から6年、
大切なご家族やご友人を亡くされた皆さまに、
心から追悼の意を表します。
復興が思ったよりも進んでおらず、
まだ仮設住宅にお住まいの方も
たくさんいらっしゃるということですが、
一日も早い復興を願っております。

 

福島の原子力発電所と
放出されている放射能物質の現状については、
日本では正確に報道されていない
ということをアメリカの私たちは聞いており、
非常に心が痛みます。
そこで今日は
今年の2月13日に
アメリカで報道された記事をご紹介します。

 

皆さんが現状をしっかりと把握し、
それに対してできることをしていただくためにも、
この記事をご紹介すると共に、
3月23日(木)、
「あなたのDNAを放射能から自分を守る方法」
と題したオンラインセミナーを開催いたします。

 

このセミナーで、一人でも多くの皆さんに、
危険な放射能から自分、
そして、大切な家族を守る方法をお伝えします。
私のモットーは、
「偶然に健康になるのではなく、
意識して努力して健康になること」

です。

 

皆さまのご参加をお待ちしております。

 

以下は2017年2月13日に
アメリカのガーディアンに掲載された記事になります。
原文はこちら
https://www.theguardian.com/environment/2017/feb/03/fukushima-daiichi-radiation-levels-highest-since-2011-meltdown?CMP=share_btn_fb

 


 

原子炉から2011年のメルトダウン以来
最高レベルの放射線量

 

東京電力は原子力発電所廃炉を進めているが、
極めて高い放射線量の場所があることが明らかになった。

2016年2月撮影
福島第一原子力発電所とクレーン。
廃炉には約40年がかかると予想されている。
写真:Toru Yamanaka / AFP /ゲッティイメージズ

 

6年前に3基の原子炉で
メルトダウンが起きた福島第一原子力発電所の原子炉内で、
非常に高い放射能レベルが記録された。

 

同施設の運営会社である東京電力は、
2011年3月に
東北を襲った巨大な津波で崩壊した3基の原子炉のうち、
2号機の原子炉格納容器内の放射線量が
毎時530シーベルトと推定されると発表した。
廃炉作業には約40年間かかると予想されているが、
この異常な放射線測定値により、
東京電力の元で働く何千人もの労働者が直面する
課題の大きさが浮かび上がっている。

 

最大で30%の誤差がある可能性を考慮しても、
一部の専門家によって
「想像を絶するもの」
と言われたこの最新の数値は
2012年に計測された73シーベルトをはるかに上回っている。

 

東京電力は、
原子炉の内部をカメラで探査したが
高線量だったのは1か所のみだったことを指摘し、
撮影された他のスポットの放射線量は
はるかに低いと推定されていると言っている。

 

1シーベルトの被曝でも
放射能障害および吐き気を引き起こすのに十分であり、
5シーベルトでは1ヶ月以内に半数が亡くなり、
10シーベルトでは数週間で死に至ることが分かっている。
毎時530シーベルトは1分弱で
人が死ぬほどの高いレベルである。

 

東京電力はまた画像解析により、
同じ原子炉の圧力容器の下の
金属格子に穴があることを明らかにしている。
この1メートル四方の穴は、
おそらく津波により
福島第一原子力発電所のバックアップ冷却システムが
崩壊したために溶けた核燃料が
配管を貫通してできたものと思われる。

 

東京電力の山岸龍弘広報担当は、
「これは溶けた核燃料が
配管に穴を開けたことによるものかもしれないが、
今の段階での仮説に過ぎません。
今回撮影された画像は非常に有用な情報ですが、
内部の実際の状態を想定することは
非常に難しいため
さらに調査する必要があります。」
と話している。

 

このような危険な高い放射線量のため、
原子炉を安全に廃炉にするには
非常に困難だと予想される。

 

東京電力が
第2原子炉格納容器で使う予定の遠隔制御ロボットは
合計1,000シーベルトに耐えるように設計されているが、
この高線量では2時間足らずで
故障する可能性がある。
同社は放射線は
原子炉の外部に漏えいしていないと述べ、
またロボットは様々な場所を動くため
様々なレベルの放射線量に対応できるよう設計されており、
有用であるとしている。

 

東京電力と福島第一原子力発電所の協力企業は、
最も深刻な被害を受けた
3基の原子炉内の溶融燃料の位置と状態をまだ特定できておらず、
それを安全に除去することは
原子力発電の歴史上前例のない課題である。

 

溶け落ちた燃料は、
損傷した原子炉格納容器の底部に
蓄積されていると考えられているが、
人体に危険な高い放射線のため
燃料堆積物の状態を正確に測定することを妨げている。

 

今週の初め、
東京電力は、
事故後初めて第2原子炉の下で発見された
溶けたウラン燃料棒と思われる黒い塊の画像を公開した。

 

12月には、廃炉および周辺地域の除染、
補償にかかる費用、
また汚染物質保管に要する費用の合計は21.5兆円に増加し、
2013年に推定した金額の約2倍となった。

 


 

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